悪巧みレパルダス


ポケモン 特性 持ち物 技1 技2 技3 技4
レパルダス 悪戯心 食べ残し 猫の手 身代わり 悪だくみ 悪の波動
ドーブル マイペース メンタルハーブ キノコの胞子 吹き飛ばし 吠える 変身
メタモン 変わり物 拘りスカーフ 変身 - - -
ボルトロス 悪戯心 気合いの襷 10万ボルト めざ氷 電磁波 挑発
クレセリア 浮遊 オボンの実 サイコキネシス 冷凍ビーム 目覚めるパワー炎 電磁波
ガブリアス サメ肌 ドラゴンジュエル 逆鱗 地震 身代わり 剣の舞

今回の構築はレートで偶然出会ったレパルダスドーブルのギミックを数人の協力で6匹にまとめたのをそのまま使わせていただいた。
ギミックの詳細とこの6匹に対する自分なりの理解を以下個別



レパルダス

145-*-84-124-71-170

配分はグライオンを+2「悪の波動」でポイヒ2回込で2発で落とせるCを確保してガブリアス抜き残り耐久でグライオン地震パルシェンの氷柱針を意識しているものの数値の低さは攻撃を被弾しないことで誤魔化していくことになりそうだ。
攻撃面では従来の接触技を手放した代わりに具体的な特殊決定力となれるため、ゴツゴツメット等の定数ダメージを受けなくなり、突破できる範囲が広がった。

ドーブルメタモンと一緒に選出した際、猫の手で「キノコの胞子」、「吠える」、「吹き飛ばし」のどれかがランダムで出せる。
これにより、レパルダスと対面したポケモンが催眠に無力かつ猫の手より優先度が高い技を所持してない場合「猫の手」が常に安定行動となる。

まず、キノコの胞子が出るまで猫の手を選択し、対面したポケモンを眠らせる。

最速で目覚めなければ身代わりを残すことができるため、再び猫の手を選択し、「吠える」か「吹き飛ばす」を引くことで身代わりを残したレパルダスと2ターン以上行動不能ポケモンが相手の手持ちにいるという状況を作り出すことができる。

最後に行動不能ポケモンを場に引きずり出して悪だくみを積み、全抜きを目指す。


上記の三つの技が出る「猫の手」の特徴は2/3の確率で相手を強制交換することであり、以下の三つの恩恵を受ける。

・1匹眠らせた後身代わりを残しながら2ターン以上行動不能になったポケモンを相手手持ちに作り出す手順が比較的容易である。
・相手ポケモンが技を出すことなく交換を繰り返してる間はレパルダスは安全であり、食べ残しの効果を増幅させる。
・寝言やラムカゴ、異常玉持ちのポケモンが「身代わり」のない状態のレパルダスと対面してしまった場合の打開策となり得る。

三つ目の状況は作らないことがベストなのは言うまでもない。
ただこのレパルダスにとっては1匹のラム寝言では対策として不十分であることを意味する。
また、異常玉や寝言持ちは積極的にレパルダスの前に交換出しされるのでその隙をついて「身代わり」や「悪だくみ」を積極的に積んでいきたい。

逆に「キノコの胞子」を出すタイミングをコントロールできないためにカイリュー等の「神速」、拘りスカーフ持ちキノガッサの「マッハパンチ」に高確率で崩される。
プレシャスライコウスイクンの「神速」も身代わりを破壊してくるため選出する際注意が必要。

ドーブル

159-*-86-*-70-104 個体値(31-31-31-31-31-30)

ドーブルを一撃で処理できるポケモンを襷やスカーフ枠を割いて無理にドーブルで眠らせる必要がないと感じ、初手の挑発ボルトでのみ対策してる並びに有利に立ち回れるようにメンタルハーブを持たせた。
耐久はローブシンの211鉄の拳「マッハパンチ」確定耐え、177ボルトロスの「10万ボルト」最高乱数切って耐え。
ボルトロスに変身した際にめざ氷が撃てるようにこの個体値



メタモン

155-*-*-*-*-* 

後述のクレセガブ展開に破ったパルシェンへの駒が必要に感じたのでスカーフ。
ボルトロスに変身することが多く、選出されやすいカイリューに一貫するめざパ氷個体にしたが、ウルガモスを考慮して岩でもよいと思う。


ボルトロス

155-*-90-177-101-179

ドーブルが襷を手放した一番大きな利点は襷ボルトロスを採用できることであろう。
広い範囲と撃ち合えて相手の展開にも強い。


ガブリアス

183-182-116-*-105-169

配分は耐久に振ることも考えたが、ミラーやウルガモス、霊獣ボルトロス考慮して最速は必要だと感じたので素直に陽気AS。
レパルダスで厳しいバンギラス+神速カイリュー、ラムや寝言を持ったウルガモスやサンダーの並びに電磁波を駆使して抜いていくためにこの構成。
全体のバンギラスカバルドンの採用率が高いなら砂隠れの方がいいかもしれない。
バンギラスヒードランへの遂行技が欲しかったので「地震」を「火炎放射」より優先したので、エアームド入りには選出できなくなった。



クレセリア

200-*-142-134-151-135  

配分は161珠パルシェンの破り「氷柱針」をオボン込高乱数耐え、182ラティオスの眼鏡「流星群」をオボン込高乱数2連耐え。
155-92キノガッサを「サイコキネシス」で高乱数一発、無振りガブリアスを「冷凍ビーム」で確定一発、無振りハッサムを「目覚めるパワー炎」で高乱数一発。

ボルトロスカイリューキノガッサトルネロスマンムー辺りと撃ち合って欲しい駒としてこの形になった。
ドラゴンへの打点とバンギを起点にできる「電磁波」を「瞑想」より優先したので、ヒードランスイクンクレセリアを積極的に投げられると厳しい。



・選出と対戦
相手に強くレパルダスを意識させながらの初見殺しや裏の高種族値選出は非常に強力だった。
オフではなかなかレパルダス選出をさせてもらえなかったが、強力な選出誘導をしていたことは間違いなかったので不満はなかった。
因みに委員会オフの対戦成績は4勝3敗の予選落ちで少々不甲斐ないものとなってしまった。

構築案を出してくれた@aori_5さん、膨大な対戦データを取ってくれた@Guren__type2さん、メンタルハーブドーブルという画期的な発明を提供してくれた偉大な功労者野上さんには感謝してもしきれない。


参考記事:http://d.hatena.ne.jp/aori_5/20130914/1379148685
     http://gurendayo0829.blog.fc2.com/blog-entry-14.html