ラティオス始動壁展開構築
ポケモン | 特性 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|---|
ラティオス | 浮遊 | 光の粘土 | 流星群 | 光の壁 | リフレクター | 電磁波 |
ローブシン | 根性 | 食べ残し | ドレインパンチ | マッハパンチ | 冷凍パンチ | ビルドアップ |
スイクン | プレッシャー | カゴの実 | ハイドロポンプ | 冷凍ビーム | 瞑想 | 眠る |
ウルガモス | 炎の体 | ラムの実 | オーバーヒート | 虫のさざめき | めざめるパワー氷 | 蝶の舞 |
ハッサム | テクニシャン | 拘り鉢巻き | 虫食い | 蜻蛉帰り | バレットパンチ | 電光石火 |
バンギラス | 砂おこし | 気合いの襷 | ストーンエッジ | 噛み砕く | 馬鹿力 | 追い打ち |
以下解説
文字通りラティオス始動の壁構築である
9割近く完成されてたものに少々手を加えたに過ぎないので、解説というよりは自分なりの解釈を書くという形
・(ラティオスの)壁のメリット
持続ターンがトリルや追い風より長い・・・①
等倍の攻撃により処理されやすい数値の高いポケモンを生かせる・・・②
ラティオスが始動になることによる妨害のされにくさ・・・③
①
とくに説明する必要はないだろう
②
ローブシン、ハッサム、スイクン、ウルガモスの並びを見るとわかるように、等倍の高火力で押し切られてしまうという弱点を壁によって克服できていることを意味する
例えば、ウルガモスは後出し鉢巻きカイリューに退く必要がなくなり、ローブシンはラティオス等の等倍特殊との撃ち合いが可能になる
スイクンに至ってはH振りのみで鉄壁と化す
③
ラティオスの強さである
眼鏡流星群に後出しできるポケモンは少なく、必然的に対面で殴り勝てるポケモンを用意するか流星のCダウンを起点に全抜きを狙うことが多くなる
殴り勝てるあるいは眼鏡流星群に後出しできるポケモンの中でラティオスを行動させずに倒せる者は稀であり、壁による耐久上昇含めて両壁を展開させやすい
水に明確な打点が持て、飛行タイプに抵抗があるライコウ、ステルスロック挑発等変則的な動きもできるアグノムも115族ということもあり、ラティオスに劣らぬ性能を持つ
ただし、サポート型が多いその二匹に比べて壁という技を警戒されにくいという点もラティオスを使うメリットであることは間違いない
・(ラティオスの)壁のデメリット
ラティオスを選出しながら、眼鏡流星群という決定力を使用できない・・・④
交換すること前提の選出ができなかった際の厳しい初手・・・⑤
受けループを突破できない・・・⑥
催眠耐性・・・⑦
急所や一撃必殺被弾・・・⑧
④
本末転倒であるが、眼鏡流星群で崩せる並びに対しては眼鏡流星群で崩しにかかる方が壁下で何度もローブシンを行動させることよりも勝率が高いのは明らか
壁構築だからと言って壁+積み技選出に固執する必要はないし、特殊決定力が足りないならいつでも眼鏡ラティオスに戻す姿勢は忘れてはいけないと思っている
ローブシンもスイクンもガブリアスに後出しできるポケモンではないため、壁展開ができない
そこでスカーフガブリアスが見えてる選出に対してはローブシンやスイクンを初手に置き、後発ラティオスを電気や水に繰り出した際に壁展開をするなどの工夫が必要だ
⑥
主にエアームドがビルドローブシンの障害になることが影響している
瞑想スイクンは対策がされていない構築の方が珍しく、素眠りに対して決定力を繰り出されるだけで崩壊してしまう
非常に不本意であるが個別の対策が必要だろう
⑦
異常玉が珍しくない鈍速のローブシンが食べ残しを持ち、場に居座るような立ち回りが増えるため、キュウコン、ニョロトノ、キノガッサ等の催眠に苦労させられることが多いと感じた
キノガッサはテクニシャンも解禁され、スイクンのカゴがガッサ対策の一端としての機能出来る場面が減ってるのも厳しい
⑧
ローブシンのドレインパンチが余程一貫してる並びでもない限り、ビルドアップを最低1回は積むことになる
それでもH振りハッサムがドレインパンチ2回でやっと落ちる程度である
仮に2体目が1段階上昇冷凍マッパで処理できて、それが勝利条件とするなら1ターン交換でもらえるとしても1体目の処理と合わせて3回攻撃を被弾する
因みに3度の通常攻撃を受けて急所に当たらない確率は82%ほどである
勿論急所が致命傷にならない場合もあるので壁ブシン選出で9割以上の勝率を出せないとは言わないまでも急所の影響は大きいことは否定できない
また、零度持ちスイクンを突破するにはビルド×2ドレイン×2が最低必要であるため、最低4回試行回数を与えてしまっている
ユキノオーやトドゼルガの零度と違って不運で片付けられる問題ではないので、壁ブシン選出は零度スイクンを切った選出となる
以下個別
ラティオスを始動として採用する長所短所は上記にある通りである
配分は最速、175-151ラティアスが流星群で高乱数で落ちる程度のCを確保して残り耐久 177めざ氷を2耐え、176噛み砕くは中乱数で耐える
Cに入れた分を耐久に回しても問題はなさそう
無振りボルトロスレベルの耐久がだいたい162流星群+178マッパで圏内
通常のラティオスと比較すると圧倒的に起点にされやすいので4枠目は電磁波
起点以外でも後発ローブシンが高火力特殊に対して先制できるようになるのは大きいので重宝すると思う
数値が高く、弱点を突かれることがほぼない、さらに食べ残し+ドレインパンチによる回復による場持ちの良さに加えて、要塞化出来る積み技と先制技を兼ね備えた壁下で行動するために生み出されたカベモンである
クレセリアやブルンゲル、シャンデラを見ると選出できなくなるため、しっぺ返しを4枠目に入れることも検討
受けが成立するエアームド、ソーナンス入りに対してはどう足掻いても勝てない
配分:209-178-117-*-117-66
・スイクン
数値が高く、弱点が少ないので壁と相性が良く、ローブシンで突破が厳しいエアームド、ゴツメカバルドンに打点がある
当然Cは156まで伸ばすため簡単に決定力となって幅広いポケモンと撃ち合える
貴重な催眠に耐性を持つ駒として採用
ローブシンとの攻撃範囲の使用は良好で、ハッサムと合わせてクレセリア、ソーナンスの選出を抑制している
物理竜と撃ち合えるようになるなど壁下の活躍も期待できる
配分は臆病CSベースで甘えたスカーフガブリアス撃退も視野に入れたい
・ハッサム
ガブリアスの逆鱗を抑制したい
素直に鉢巻きバレットパンチが強い
等倍との殴り合いのため虫食い、ボルトロスやウルガモスへの打点が欲しかったので石化
珠での運用も考えたい
天候を常に相手の思うままに操られたくないので採用
襷はバンギラスミラーと格闘技持ちボルトルネを意識している
Aに割き、撃ち合いを積極的にしたい
冷凍パンチ、炎技、カウンターと試したい技は少なくない
この位置はラキムドー崩しと舞ストッパーを担える襷ガブリアスも考えている
襷ドリュウズを入れると自然とスカーフになる
・おまけ
シングルの公式大会で使用した際は急所による負けからメンタルが崩れてプレミや選出ミスから泥沼の連敗もあってレートは1700前後で終わってしまった
まだまだ一発芸の域を出ていないと感じているので基本選出から構成の見直しをしていきたい